オイルワイパーは「もみがら」を炭化させたもので、モミガラ炭には無数の細孔があることがわかります。この細孔により表面積が大きくなり、油膜層との接触面積が増えます。さらに接触した油膜層が細孔に入り込み、内部まで浸透していき油吸着後の油ダレがほとんどありません。

オイルワイパーは、投入直後にA重油のみを素早く吸着し、その後も水面に浮いているのがわかります。

それぞれ含水率の違うモミガラ炭を水に浮かべ、その浮力を比較しました。

実験から、モミガラ炭は低含水率なほど撥水性に優れ、浮力が高いことがわかります。

オイルワイパーのモミガラ炭は低含水率で撥水性があり、たいへん比重が軽く水に沈まないため、効率よく素早く

水面の油のみを吸着することができます。